スティーブ ジョブスの最後の言葉を自分なりに訳してみた その1
Steve Jobs -Last words-
去年の年末くらいから出回っているジョブスの最後の言葉ってのがホントかウソか知らないけれど、いずれにせよ結構良くできているなぁと思う。
どうやらフェイスブックから出回ったようで、信ぴょう性は低いらしいのであしからず。
もしジョブスが最後にこんな事を言ってたら面白いなぁと感心したので、自分なりに日本語に訳してみることにした。ついでに英語の勉強にもなるし一石二鳥だ。
というわけで、ちょっとやってみよう。
ビジネス界の頂点を極めた男
成功の頂点に到達した→頂点を極めた
と訳した。こんなセリフ言ってみてー。
「豊かであること」とは
JOY=喜び、成功、満足、うまくいくこと
喜びの少ない人生だった→人生があまり上手くいかなかった
仕事の成功に対してなので、こういう訳にしてみた
そんなことジョブスが言うんだろうか・・・
人生上手く行きっぱなしの人もいないだろうけど。
なんて思いつつ訳を続けてみる。
wealth is only a fact of life that I am accustomed to.
これが難しかった。
wealthは「豊かさ、富、財産、裕福であること」この文章のテーマになってる単語。ここでは「豊かであること」と訳した
accustomed to the fact that=当然のことだと思う
なので
当然の人生→当たり前と思う日常→いつも通りの生活
と訳す事にした。ムズー。
「いつもの生活」とか「普段通りの生活」とか、ありふれた(と自分が思っている)日々とかって訳もいいかも。
病気で死を目前にして、普段の生活ができなくなってからその価値に気付いたという解釈でいいと思う。
その意味とは少しずれるけれど、ビジネス界の頂点に君臨した男の「いつも通りの生活」ってのはどんなものなのか想像すると確かに「豊かであること」そのものなんだろうなぁと思った。ずっとその状態で暮らしたいと思うんだろうなぁ。知らんけど。
人生を思い返して
やっぱりキーワードは「wealth」
ここでは「お金」っぽい意味合いが強く使われている。
recognition=認められること
死を目前に色褪せる認識ってのは、社会的な地位や権力的なものだろう、と思ってこう訳した。要は「金も権力も命と釣り合うものではないよ」と言いたいんだろう。うーん。余るほどお金を持っていたであろう人物のセリフを想定しているので非常に意味深だ。命のためにお金が必要な状況の人には響かないだろうけど。やはりどの立場の人の発言なのか、というのは重要だなぁ。この文章もジョブスの最後の言葉と思うからより価値を感じるわけだしね。
それにしても「己の誇りにかけて」って、何かいい言葉だと思った。
神の息吹と死の吐息
ブー・・・ンっていう機械音は、なんとなく自販機が発する音の小さい感じのやつをイメージしてみた。
breath of God and of deathは宗教的な表現なのかな。
神様と死が同時に近付いてくるというのはイメージしやすかった。
近付く事を、息づかい(のわかる距離)で表現してるのはとてもキレイだと思った。
今だからこそ分かること
sufficient=十分な、足りる
wealthはここでは「お金」のがイメージしやすかったのでそう訳した。
しかし、残りの人生を生きるに足りるお金って、どれぐらいか分かる人っているのかな。
分からないからこそ稼ぎまくって貯めまくろうとするんじゃないのかと思った。
死期を知ったからこそ、Now I knowなんだろうなと思う。
お金とは関係のない、より大切な何か
これを見つけることは、誰にとっても人生で最も大切なテーマの1つだと思う。
ジョブスは見つけていたと思いたい。
大切なもの
何回か読んでいても、毎回けっこうグッと来てしまう。
胸に響く言葉だからこそ、真偽不明でも広がったんだろうな、と思う。
そう、私のようにね
Just like meはいらなかったと思う。せっかくここまでいい感じで来たのに、いきなり「そう、iPhoneならね」的なのをブチこまれてウソっぽさが炸裂して笑いにつながってしまう。いや、そう訳したのはオレか。
関係者もやはりこの文に対して”彼が自分のことをゆがんでるだって?”と、ツッコミを入れているようだ。
とりあえず今回はここまで。面白いけどちょっと疲れたし、キリもいいので休憩。
全部訳し終わったらひとまとめにしようと思っているので、小出しにすんなよメンドクセーって人はしばらく時間をあけてから覗きに来てね。